Forbidden Love
「塚本くん…放課後話があるんだ…」



そういう彼女は微笑みの裏に



触れたら壊れてしまいそうなものが隠れているように思えた。




―……放課後



俺は荷物を片して

教室の窓際で待っていると彼女がやって来た。




『よぉアカネ、数日間どうしてたんだよ?

平気か?』



「うん…ちょっと考え事してて…」




『考え事……?』



コクリと頷くと

彼女は半分引きつらせながら笑みを見せた。




「私ね…やっぱりダメ…。

レオくんの事は……ッ。

私は…那智くんが…好きなの…」




やはりそうか…そりゃそうだよな――。





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