Forbidden Love
俺は頭を押さえながら

きょとんと勢いよく立ったユウコさんを見上げる。



「もう!このバカ!

あの子がホント吉岡と付き合って嬉しいと思ってるの!?」



『…は……?』



何言ってんだよ、ユウコさん…?


彼女は俺に言ったんだぞ?

那智が好きだって…俺たちは住む世界が違いすぎるって…。




感情的になったのか

結ったばかりの髪をぐしゃぐしゃと乱すと、



真っ直ぐ俺を睨む…ι



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