Forbidden Love

那智の家

―…それから数日…。



私は那智くんとの関係に慣れて、

だんだん笑えるようになった。


大丈夫……もう…大丈夫。



教室の窓際でレオくんは
いつも結子と話をしていた


ちょっと気になるけど…

私には那智くんがいる。



「茜、そろそろ移動教室始まるぞ〜!」



『ふぇ!?…あ゙ーっ!!待ってよ那智く〜んι!』



このまま…このまま時が流れてしまえばいい。


過去なんか消えてしまえば良い…。



時間の流れと想いの狭間の中で


苦しむのはもう嫌なの…。


私の心の中ではすでに…



パンドラの箱。



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