Forbidden Love
―……


『えーと…ココアどこにあったっけ…?』



私は自販機を探した。



『あった!

…え?ウッソ…ない…ι』



売り切れの点滅に私は愕然とした。



『そんなぁ……ι』



私はキッと点滅を睨んだ。

おのれ〜!




「―…ホイよ」



コツンと頭に当たった。

手の中に入った物を見ながら後ろを見ると、



そこには笑った那智くんがいた。



「ソレ、欲しかったんだろ?

やるよ」



『う、嬉しいけど…。

那智くん、飲みたかったんでしょ?
それにお金だって…ι』




那智くんは少し考えると、私の手から缶を取った。



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