Forbidden Love
那智くんは小さく笑うと、
勢いよくペダルをこぎ出した。



冷たい風が頬を撫でた。



…ふいに私は眠くなった。

温かいぬくもりがさらにそれを促し、
ふわふわとした気分になる…。




そんな私に気付いたのか、


那智くんは着くまでそのままにしておいてくれた…。





―大人なんか信じない―



―…友達…なのか?―



―俺の名前は……―






この頃よく夢を見る。


すっごく懐かしくて―― 逆に締め付けられる。



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