Forbidden Love

待っててくれ…

〜Reo side〜


結崎には申し訳ないと思う反面、

感謝している。



彼女への想いを確認できたから。





―……


俺は壁を通り抜けて、

リビングに向かった。



『――アカネ』



「!!?」




彼女は読んでいた雑誌を驚いて落とす。



「レ、レオくん…ッ」



『よぉ…夜分に悪いな…』



「…な、何の用…?」



素っ気なく言う彼女に俺は半分胸が痛んだ。



『アカネ…俺…』


「知ってるよ、沙耶香と付き合ってるんでしょ?」




那智から聞いたんだろうな…



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