Forbidden Love
『俺の母親は…旧名――

“塚本静”』



「ッなんで静さんの旧名を…!?」



『母さんは思い出した。

だがそれ以外は全てノイズかかったものばかり。

アカネ…なぜ俺の名を決める時“塚本怜央”にした』



「そ、それは……ι」



彼女は床に落ちた雑誌を見つめた。



『俺は一体何者で、なぜこうなったのか知る為に

“全ての始まり”である場所に行く』




俺は自分の手を見て軽く笑った。


神や…運命の意図が全く分からない。



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