Forbidden Love
〜Reo side〜


すでに堕天使ルシフェルとされた俺だが、

やけに静かな天空界…。


俺はすぐに天宮殿に向かい長官室に窓から侵入する。



降り立って辺りを見る。


…ゆったりと座る長官の姿が目に入った。




『長官…』



閉じていた目を開き、

笑みを浮かべる長官。




「ようやく来たかレオ…。

ワシはお前を待っていた」


『お訊きしたい事があります』



「用は分かっておる。

…自分の脳裏に映る記憶の事じゃろう?」




俺は頷く。



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