Forbidden Love
「そう…。

割れることなどない禁碧石が割れている。



これが“お前の記憶”だ」


『!!』



あれが…俺の…


…柏木怜央の記憶…。




「お前の玉は束縛から逃れたいと言わんばかりに

中で暴走しておるのだ。

それで封印壁に負担がかかり、亀裂が入ったのじゃ」




束縛……


それは“柏木怜央”の意志なのか?



それとも……






「さぁ、レオ。

お前の求めていた禁碧石を見るか?」



俺はだんだん鼓動が速くなるのが分かった。



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