Forbidden Love
「そうそう怜央、お前が寝てる時に

クラスのヤツらがバレンタインチョコの勝負してたぞ?」



「チョコ勝負?」



俺は眉間にシワを寄せた。
那智は呆れ笑いながら頭をチョイッとデコピンした。



「忘れたのかよ〜ι
明後日は2月14日だろι?」



あぁ…そうか…

確か俺はこの日が来るのを嫌っていたんだ。




「今年も怜央宛のチョコ多いんだろうな!」


「フン、そんなの迷惑なだけだ」



俺は頭をガシガシと掻いてうめいた。



それを女2人は苦笑いを浮かべていた。




「もらえるのは……」




それから手をピタリと止めて言いかけた。



< 287 / 363 >

この作品をシェア

pagetop