Forbidden Love
結崎は机に頬杖ついて彼女の顔を覗き込んだ。



「うん、まぁそんなとこ」


「あのね、あたし…今年は怜央に告白するつもりなんだ…」



「え?」



彼女は動揺の色を隠せないらしい。


結崎は半分赤くしながらポツポツと話し出す。




「それで…茜に今日は協力してほしいんだ…。

…ダメ?」




少し考えて彼女は笑みを見せた。



「いいよ!もちろんだよ!」


「ホント!?茜、ありがと〜!」




そんな彼女に気付かずに結崎は満面の笑みを見せた。



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