Forbidden Love
「怜央…あたしね……。

怜央が――好きなの」



俺は思っても見なかったので目を見開いた。





あぁ…聞いた事がある…

確か人間界にいる時にも…こんな事があったな。




しばらく緊迫した空気が流れていた。

見ている側もゴクリと唾を飲む。




俺の口からやっと出た言葉は…



俺も……



当時の結崎も考えていなかったものだった。





「――茜…ッ!!」



再びドアを見ると…



“一筋の涙を流す”彼女の姿があった。




俺の表情は固まっていた。

結崎はどうして泣いてるのかと言うような顔…。



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