Forbidden Love
『―だけど…俺は行くべき所があるんだ』



「キリシマアカネの所…にか?」



『あぁ…。
彼女に言ったんだ、待っててくれって…』




俺がタクの横を過ぎようとした時―…




「…天使が人間界に長い間居続けると…

どうなるか分かるか?」



ピタリと歩みを止める。



「天使は…お前“そのもの”が消えるんだぞ―…」



『そのもの……』



「だから掟があった。
お前を死なせなくなかったんだ―!

…その為にキリシマアカネから言葉を奪い、この事を話した。」



『ッ!!』



タクはギリッと噛み締めそっぽを向いた。



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