Forbidden Love
「キリシマアカネと同じ気持ちになって…

人間界に残らないようにオレは…

手をうったんだ」




そうか…

…だからあんな堪えるような顔をしていたのか…。



気付いてあげられなかった…。



『タク…ありがとう…こんな俺の為に――。

…だけど俺は地獄より“あの世”の方がいいんだ』




タクの頭をポンと叩くと、

長官にお辞儀をし天宮殿を出た。



「レオ…ッ!!」


「もう良い、タク」



「長官……ッ!」



悲しそうなタクに
長官は制した。



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