Forbidden Love

茜の答え

―……


「どうしたんだよ、
茜が授業サボりたいだなんて」



『今日はそんな気分なんだ!』



私は那智くんを連れて屋上に来た。


錘の乗った私の心など知らずに那智くんは陽気だった。



『…那智くん―私…』

「やめろよ」



冷たく、低い声が私の言葉を飲み込む。



「茜がそういう顔するとロクな事がない」



『那智くん聞いて、私は…』


「オレは茜が何と言おうと無駄だ」



那智くんはその場に腰を下ろす。



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