Forbidden Love
『それでも言う。

私は…やっぱりレオくんが忘れられない!

忘れたくないの!』



那智くんは座って黙ったまま。



『私は…ずっと…

ずっと前からレオくんが好きだったのかもしれない。

いや、そうなの』




「それは…“死んだ怜央にそっくりだから”か?」



『ッそれは…』



「名前も…容姿も…声もみんなそっくりだから

そう錯覚してるんじゃないのか?」



…確かに…レオくんは似すぎている。




―俺は…柏木怜央だ…―




あの時言ったレオくんの言葉が脳裏を過る。



< 328 / 363 >

この作品をシェア

pagetop