Forbidden Love
「その願いを神は受け入れ、
こうして記憶の無くなった俺はアカネの元に―…」


神様が…?


信じられない…

あれは叶う事のない願いだったはず…。



「那智、お前には悪かったと思ってる。
ずっと自分の気持ちを押し潰して来たんだよな…


“俺の為”に―……」



「俺の為って…どういう事…?」



「那智は…

俺の気持ちに気付いていたんだ」



『…あ……ッ』




―オレはずっと逃げてきた…想いからも…―




那智くんの言ってた事って……



「那智、本当にごめん―…俺は死んじまったし、

本心が暴走しちまったんだろう……?」



那智は唇を噛んで下を見る。



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