Forbidden Love
レオくんは私の手に自分の手を重ねる。



「そうだよアカネ…俺は…

柏木怜央だよ…」



優しい声に私は涙が溢れた。


もう2度と…その柔らかい笑みを見る事も…


綺麗な瞳も…髪も…


見れないと思っていたのに



『レオくん…いや、怜央……』



「アカネ……俺、ココア飲みたい」



突然レオくんが口を開いたと思ったらココアだった…ι


自己中さは相変わらず…


私はしぶしぶとカップに温めたココアを入れる。



『―ハイ、どうぞ』



「サンキュ♪
…なんか久しぶりだな…コレ」



飲みながらのんびりと和むレオくん。



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