Forbidden Love
「アカネ…」



レオくんは私の両頬に触れて顔を覗き込む。


少し手が震えていた。



「俺が死んだ日…学校で言った事…覚えてるか?」



『うん…』



「明日はバレンタイン…。

俺はあの時からお前からもらってないんだ…」



コクリと大きく頷く。


レオくんの真剣な顔が私を捕える…。




「今度は…ホントに“お前”が欲しい―…。

どうしようもなく…」



私は迷いなんてなかった。


顔が熱く感じる中、
私は精一杯笑った。



そして…



『…いいよ』



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