Forbidden Love
そっと頬に触れてみると…

レオくんは…声を殺して
泣いていた。



『レオくんが泣いたの…
久しぶりに見た…』



「う…うるせ、あんま見んなι」



クスクスと笑っていると

だんだん体の透けが濃くなっているように見えた。



―私は怖くなってレオくんを抱き締めた。



「アカネ…」



お互いもう…分かっている


これが―…“永遠の別れ”なんだと。



溢れる涙を抑えきれずに
レオくんは私にキスをする。

汗の匂いがふわりと鼻を刺激する…。



それに私はドキリとしてしまう。




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