Forbidden Love
「ずっと…“愛してる”」



悲しさを奥に秘めるその瞳で…


言い慣れていない愛の言葉を降らせる。



「私も…“好き”…


“愛してる”…」



やっと言えた私の気持ち…


これ以上の幸せはもうない。



「アカネ…最後に…怜央って…呼んでくれ…」


『ん…』




私はもう限界が近かった。


…別れの時が迫る。



いや…また離れるのは…



でも…




『―怜央…私…あなたに出会えて…。

本当に…幸せでした…っ』



私の意識はスーッと薄れていった。



意識がなくなる前…

あなたの微笑みが見えた―



あぁ…


私は…“幸せ”です。




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