Forbidden Love
【ハァ…少しは親友の声くらい分かれって!】



『んで、用は何だよ?』




タクは軽く一息ついて言った。




【今回の試験、相当しんどいな…。

オレ全然無理ι!】



『そうか?
相手は手強いのか?』




オレは玄関からリビングに行き、
ソファーにドカッと深々と座り体を沈める。



【手強いも何も…。

オレが引っ付けようとするとすぐ離れちまうんだよι】




『世の中いろんな人間がいるから仕方ないだろうな』




タクはさらにため息をついた。




< 62 / 363 >

この作品をシェア

pagetop