Forbidden Love
「早いな、桐島!
遅れてごめんなι!」



『ううん、私が早すぎちゃって!』



久しぶりに見る那智くんの私服に、

私は胸がドキドキして目の行き場に困った。




「―んじゃ、行くか!」



『うん♪』




那智くんが手を差し出してきたので、

私は昔のように手を握り、遊園地に向かった。




この時、



ひっそりと見ていた人がいたのに私は気付いていなかった…。




これがさらに歯車を乱していく……。




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