[完]愛しいキミは♂大親友♀ 〜女装男子の悩める日々〜
ドギマギし過ぎてしどろ
もどろに説明しながら、
あたしは男の人にもう一度
頭を下げてその場を離れる。



先輩の傍にたどり着くと、
今日のお日さまよりずっと
爽やかな笑顔が、あたしを
見下ろした。



「ゴメン、待たせたかな?」



「いえっ、ゼンゼンッ」



……ホントは待ってたけど、
別にあたしが勝手に早く
来ただけだし。



(先輩かっこいいな……。

私服超オシャレだよぉ〜っ)



あぁ、やっぱドキドキが
ハンパないや。


落ち着け落ち着け、あたし!


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