[完]愛しいキミは♂大親友♀ 〜女装男子の悩める日々〜
先輩を正視できなくて
俯いてモゾモゾしてたら、
ポンとあたしの肩に手が
置かれる。



「そんな緊張しなくていいって。

さて、上映まではどっか
カフェでも入ろっか」



「あ、はい!」



映画は先輩が前売券を
とってくれてて、まだ
時間も1時間ほど先。



だからあたし達はまず、
先輩が促すまま近くの
カフェに入った。



ドリンクを注文して一息
ついたところで先輩が、



「やっとゆっくり話せて
嬉しいよ。

まずはこないだのこと、
謝らなきゃな」



「そ、そんな。

あれはホントに先輩が
謝ることじゃないです!」


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