[完]愛しいキミは♂大親友♀ 〜女装男子の悩める日々〜
「あ、そろそろいい時間だな。
行こうか」
おっと、移動か。
今日は映画を見に行くって
のは、あんずから聞いてる。
オレは急いで荷物を片付け、
外してたグラサンと帽子を
着けた。
考えて、会計は先に
済ませてある。
だから二人が支払いをして
店を出るのを、オレも
すぐさま追った。
映画館までの道を並んで
歩く二人を、数メートル
後ろからこっそりと尾行
する……。
(さすがに声は聞こえねーなぁ)
でも、あんずもようやく
緊張が納まってきたのか、
笑顔で風見を見上げて
会話してるのがわかった。
_
行こうか」
おっと、移動か。
今日は映画を見に行くって
のは、あんずから聞いてる。
オレは急いで荷物を片付け、
外してたグラサンと帽子を
着けた。
考えて、会計は先に
済ませてある。
だから二人が支払いをして
店を出るのを、オレも
すぐさま追った。
映画館までの道を並んで
歩く二人を、数メートル
後ろからこっそりと尾行
する……。
(さすがに声は聞こえねーなぁ)
でも、あんずもようやく
緊張が納まってきたのか、
笑顔で風見を見上げて
会話してるのがわかった。
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