[完]愛しいキミは♂大親友♀ 〜女装男子の悩める日々〜
そういうふうに遊べる相手
だって、誤解を抱かせた。
――あたしも、マヌケだった。
「好きだったんだから……
仕方ないじゃん」
今まで黙ってた陵が、
ポソリと小さく呟く。
顔を向けたあたしと目が
合うと、陵はいつになく
真剣な表情で見つめ返して、
「あんずはただ、風見先輩が
本気で好きだったんでしょ。
あんずは何も悪くないよ」
「陵………ありがと」
そう言ってもらえると嬉しいよ。
でも、今となっては思う。
あたしは本当に、本気で
風見先輩のことが好き
だったのかなって。
_
だって、誤解を抱かせた。
――あたしも、マヌケだった。
「好きだったんだから……
仕方ないじゃん」
今まで黙ってた陵が、
ポソリと小さく呟く。
顔を向けたあたしと目が
合うと、陵はいつになく
真剣な表情で見つめ返して、
「あんずはただ、風見先輩が
本気で好きだったんでしょ。
あんずは何も悪くないよ」
「陵………ありがと」
そう言ってもらえると嬉しいよ。
でも、今となっては思う。
あたしは本当に、本気で
風見先輩のことが好き
だったのかなって。
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