[完]愛しいキミは♂大親友♀ 〜女装男子の悩める日々〜
「にしても………」
学校帰り。
一人で通学路を歩きながら、
オレは思わず声に出して呟いた。
思い出すのは、昼間の
あんずの言葉。
『もう一度会って、
お礼言いたいんだ』
(会いたいって思って
くれてんのか、オレに……)
ハンカチを渡したのに
そんな意味なんてなかった。
あれは本当にあんずが
心配で、つい渡しちまったんだ。
けどあんずがオレに感謝
して、ハンカチもあんな
丁寧にアイロンあててくれて。
そしてトドメに、
『会いたい』の一言。
_
学校帰り。
一人で通学路を歩きながら、
オレは思わず声に出して呟いた。
思い出すのは、昼間の
あんずの言葉。
『もう一度会って、
お礼言いたいんだ』
(会いたいって思って
くれてんのか、オレに……)
ハンカチを渡したのに
そんな意味なんてなかった。
あれは本当にあんずが
心配で、つい渡しちまったんだ。
けどあんずがオレに感謝
して、ハンカチもあんな
丁寧にアイロンあててくれて。
そしてトドメに、
『会いたい』の一言。
_