[完]愛しいキミは♂大親友♀ 〜女装男子の悩める日々〜
するとさすがに慌てた悟が、
大股に歩いてきてオレの
腕を掴み、
「待てよ。男のカッコに
なってどうする気なんだ?
理由も聞かずに言うこと
聞けるか」
「……あんずに会うんだよっ」
もどかしさでつい本当の
ことを言ってしまう。
悟は見る間に目を丸くした。
「広崎 あんずに?
って陵、お前………!?」
「別にバラすんじゃねー。
それに、男として会ったって
正体がバレなきゃいいって
のは、ばぁちゃんに確認済みだ」
ばぁちゃんの名前を出すと、
悟の手は少し緩んだ。
_
大股に歩いてきてオレの
腕を掴み、
「待てよ。男のカッコに
なってどうする気なんだ?
理由も聞かずに言うこと
聞けるか」
「……あんずに会うんだよっ」
もどかしさでつい本当の
ことを言ってしまう。
悟は見る間に目を丸くした。
「広崎 あんずに?
って陵、お前………!?」
「別にバラすんじゃねー。
それに、男として会ったって
正体がバレなきゃいいって
のは、ばぁちゃんに確認済みだ」
ばぁちゃんの名前を出すと、
悟の手は少し緩んだ。
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