[完]愛しいキミは♂大親友♀ 〜女装男子の悩める日々〜
襟首を掴んで詰め寄ると、
悟は諦めたのかウンザリ
した声で近くの棚を目で示した。
「両方ともそこにある。
勝手に持っていけ」
「サンキュー!
恩に着るぜ、悟!」
「別にそんなのはいい。
けど、何かあったって
オレには全く責任はない
からな!?」
念を押すように言う悟に
『わかってるって』と手を
振って、オレはすぐに
着替えを始める。
そうして本来の“白石 陵”の
姿に戻ると、注意深く
窓から外に飛び出した――。
★★★★★
_
悟は諦めたのかウンザリ
した声で近くの棚を目で示した。
「両方ともそこにある。
勝手に持っていけ」
「サンキュー!
恩に着るぜ、悟!」
「別にそんなのはいい。
けど、何かあったって
オレには全く責任はない
からな!?」
念を押すように言う悟に
『わかってるって』と手を
振って、オレはすぐに
着替えを始める。
そうして本来の“白石 陵”の
姿に戻ると、注意深く
窓から外に飛び出した――。
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