[完]愛しいキミは♂大親友♀ 〜女装男子の悩める日々〜
口と目をバッチリ隠し
ちまってんだからな。



最近じゃ小学校の指導も
行き届いてるから、明らかに
変質者を見る目だ。


――ってコラ、ブザー
鳴らそうとすんじゃねぇっ!



「誰も君達を連れ去ろうとか
思ってないからねー。

あのね、風邪とものもらいが
併発したら、みんなこう
なるんだよー?」



なんか男に戻った時は、
この謎のチャラ男口調が
癖づいちまったかオレ。



軽くそんなことを思いつつも
とりあえずそう言うと、
子供達は少し安心した様子だ。



「よしよし。

――つーか……」


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