[完]愛しいキミは♂大親友♀ 〜女装男子の悩める日々〜
何の気なしに言った言葉
だったけど――そのセリフに、
なぜか太郎さんは『えっ!?』
とかなり驚いた顔をする。
「え? あ、あたし、何か
変なこと言いましたか?」
「あ、イヤ――ううん別に、
なんでもないよ」
ちょっと早口で言って、
太郎さんは笑った――
ように見えた。
目元が笑ってたから、多分。
そうして、まるで独り言の
ように、ポツリと呟く。
「そうだな。
また会えたら……いいな」
なんかシミジミした言い方
だったのが、ちょっと
不思議だったけど。
_
だったけど――そのセリフに、
なぜか太郎さんは『えっ!?』
とかなり驚いた顔をする。
「え? あ、あたし、何か
変なこと言いましたか?」
「あ、イヤ――ううん別に、
なんでもないよ」
ちょっと早口で言って、
太郎さんは笑った――
ように見えた。
目元が笑ってたから、多分。
そうして、まるで独り言の
ように、ポツリと呟く。
「そうだな。
また会えたら……いいな」
なんかシミジミした言い方
だったのが、ちょっと
不思議だったけど。
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