[完]愛しいキミは♂大親友♀ 〜女装男子の悩める日々〜
興奮した感じの太郎さんが
おかしくて、あたしはつい
プッと噴き出しちゃう。
「アハハ……やっぱ太郎
さんって面白い〜!」
「え? オレ、面白いか?」
「面白いですよ。
道路でフリスビーとか
しちゃうし、大学生なのに
そんな本読んでるし。
すっごく面白いです!」
今までこんな人、あたしの
周りには100%いなかった
もんね。
あたしがクスクスと肩を
揺らして笑い続けてると……
太郎さんも、フッと吐息を
漏らすように、小さく笑った。
そして、何だかすごく
穏やかな優しい声で、
「あんずちゃんも――面白いよ」
_
おかしくて、あたしはつい
プッと噴き出しちゃう。
「アハハ……やっぱ太郎
さんって面白い〜!」
「え? オレ、面白いか?」
「面白いですよ。
道路でフリスビーとか
しちゃうし、大学生なのに
そんな本読んでるし。
すっごく面白いです!」
今までこんな人、あたしの
周りには100%いなかった
もんね。
あたしがクスクスと肩を
揺らして笑い続けてると……
太郎さんも、フッと吐息を
漏らすように、小さく笑った。
そして、何だかすごく
穏やかな優しい声で、
「あんずちゃんも――面白いよ」
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