[完]愛しいキミは♂大親友♀ 〜女装男子の悩める日々〜
「え――――…?」
その声の雰囲気が今まで
とはどこか違ってるのに
気づいて、あたしはハッと
顔をあげる。
見えてる片方の目と視線が
重なると――
太郎さんは優しいけど
真剣な光をたたえた瞳で、
あたしを見てた。
(太郎さん………?)
「……あんずちゃんみたいに
素直でかわいい子、今ドキ
滅多にいないよな。
なんかオレ――あんず
ちゃんと話すのが楽しくてさ。
ホントは今日も……キミに
会えないかなって思いながら、
待ってたんだ――」
「太郎さん………!」
_
その声の雰囲気が今まで
とはどこか違ってるのに
気づいて、あたしはハッと
顔をあげる。
見えてる片方の目と視線が
重なると――
太郎さんは優しいけど
真剣な光をたたえた瞳で、
あたしを見てた。
(太郎さん………?)
「……あんずちゃんみたいに
素直でかわいい子、今ドキ
滅多にいないよな。
なんかオレ――あんず
ちゃんと話すのが楽しくてさ。
ホントは今日も……キミに
会えないかなって思いながら、
待ってたんだ――」
「太郎さん………!」
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