[完]愛しいキミは♂大親友♀ 〜女装男子の悩める日々〜
キッパリとそう言い切って、
太郎さんは近くのゴミ箱に
ポイッとマスクを捨てた。
ニッコリと笑うその顔は、
まだ片目が隠れててちょっと
わかりづらいけど、でも、
すごく大人っぽくて優しくて――
そして何だか少し、
懐かしい感じがした。
(どうしてかな? 不思議。
でもやっぱり、この人と
いるとすごく落ち着く――…)
キレイな夕焼けが空を染めて、
日暮れが近いことを教えて
くれてたけど。
……あたしはもう少しだけ、
ここでこうしていたいなって、
思ってた。
★★★★★
_
太郎さんは近くのゴミ箱に
ポイッとマスクを捨てた。
ニッコリと笑うその顔は、
まだ片目が隠れててちょっと
わかりづらいけど、でも、
すごく大人っぽくて優しくて――
そして何だか少し、
懐かしい感じがした。
(どうしてかな? 不思議。
でもやっぱり、この人と
いるとすごく落ち着く――…)
キレイな夕焼けが空を染めて、
日暮れが近いことを教えて
くれてたけど。
……あたしはもう少しだけ、
ここでこうしていたいなって、
思ってた。
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