[完]愛しいキミは♂大親友♀ 〜女装男子の悩める日々〜
数時間前には緊張するから
渡せねーって言ってたのに。
なんでマジでこんな回復
しちゃってんの、コイツ。
「か、買い物ねぇ。
別にいいけど、あたしも
そーゆーセンスは
自信ないわよ?」
引きつりそうになる笑顔を
何とかキープして言うと、
あんずはニコッと微笑んで、
「えー、そんなことないでしょ。
陵って絶対センスよさそう
だもん。
それに気が利くから、
贈り物選ぶのも上手そう♪」
「アハハ、ありがと……」
(オレが気が利くのは、
お前に対してだけだよっ)
_
渡せねーって言ってたのに。
なんでマジでこんな回復
しちゃってんの、コイツ。
「か、買い物ねぇ。
別にいいけど、あたしも
そーゆーセンスは
自信ないわよ?」
引きつりそうになる笑顔を
何とかキープして言うと、
あんずはニコッと微笑んで、
「えー、そんなことないでしょ。
陵って絶対センスよさそう
だもん。
それに気が利くから、
贈り物選ぶのも上手そう♪」
「アハハ、ありがと……」
(オレが気が利くのは、
お前に対してだけだよっ)
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