[完]愛しいキミは♂大親友♀ 〜女装男子の悩める日々〜
「…………?」



スッと真剣な表情になった
悟に、オレもつい反撃を
忘れてその顔を凝視した。



そんなオレをまっすぐに
見下ろして、悟は意味
ありげにこう言い放つ。



「今お前のしてることが、
後でどうなっても知らんぞ。

――後悔することになってもな」



「な――――…」



言葉を失ってるオレの前で。



……悟は来た時と同じく、
乱暴にドアを閉めて出て行った。



「な……んだよ、アイツ……」



後悔って、なんだ?



んなの、するわきゃねーじゃん。


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