[完]愛しいキミは♂大親友♀ 〜女装男子の悩める日々〜
叫びたいのをグッと堪えて、
オレはあんずと一緒に
学校を出た。



駅前にあるショッピング
センターに入って、
とりあえずあんずの気の
赴くまま、インテリアやら
雑貨の売り場を歩いてみる。



「うーん、どんなのが
いいのかなぁ」



「てゆーか、
予算どれくらいよ?」



こうなりゃこんな腹の立つ
時間はさっさと終わらせちまえ。



それとも話の持っていき
ようでは、も一回気を変え
させることもできるかな?



けどあんずがその気に
なってんのに、ゴリ押し感が
出たらオレの株が下がるし……。


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