[完]愛しいキミは♂大親友♀ 〜女装男子の悩める日々〜
だから、亜希も知ってる
はずなんだけどな。
「顔見知りって言っても、
あたし達まだ数回ここで
ちょっと話をしただけだよ?
世間話する程度で、何も
特別な話もしてないし……」
マジメに説明したけど、
亜希はこともなげにシレッ
とした口調で切り返してきた。
「知ってるわよ。
でもその数回で、あんずは
その太郎さんとやらが随分
話しやすいんだぁ、って
言ってたじゃない。
それでまた会いたいなーと
思ってるから、公園が
気になるんでしょ?」
「え? う、うん」
――それは、そのとおり。
_
はずなんだけどな。
「顔見知りって言っても、
あたし達まだ数回ここで
ちょっと話をしただけだよ?
世間話する程度で、何も
特別な話もしてないし……」
マジメに説明したけど、
亜希はこともなげにシレッ
とした口調で切り返してきた。
「知ってるわよ。
でもその数回で、あんずは
その太郎さんとやらが随分
話しやすいんだぁ、って
言ってたじゃない。
それでまた会いたいなーと
思ってるから、公園が
気になるんでしょ?」
「え? う、うん」
――それは、そのとおり。
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