[完]愛しいキミは♂大親友♀ 〜女装男子の悩める日々〜
あたしが一番信頼してる
彼女なら、なんかヒントに
なるようなことを、教えて
くれるかもしれない。
(うん……そうしよう)
―――そうしてその夜、
あたしは陵に電話をしてみた。
3コール目で応答があり、
陵はいつもどおりの落ち
着いた声で、『どうしたの?』
って聞いてくる。
「ん……あのね。
陵に聞いてみたいことが
あってさ」
『聞きたいこと? 何?』
「うん……えっとね。
恋愛って、会った時間とか
話した内容とか、関係ない
ものなのかな?」
_
彼女なら、なんかヒントに
なるようなことを、教えて
くれるかもしれない。
(うん……そうしよう)
―――そうしてその夜、
あたしは陵に電話をしてみた。
3コール目で応答があり、
陵はいつもどおりの落ち
着いた声で、『どうしたの?』
って聞いてくる。
「ん……あのね。
陵に聞いてみたいことが
あってさ」
『聞きたいこと? 何?』
「うん……えっとね。
恋愛って、会った時間とか
話した内容とか、関係ない
ものなのかな?」
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