[完]愛しいキミは♂大親友♀ 〜女装男子の悩める日々〜
陵side
★★★★★
「マジかよ、オイ………」
電話を切ったオレは、短く
呟いてそのまましばらく
放心状態だった。
太郎としてあんずと逢瀬を
重ねたのは、4,5回くらいか。
気軽に世間話をする顔見知り
程度にはなれたかな、なんて
思ってたところだった。
それが、亜希の言葉が
きっかけになったとはいえ、
「――あんずが、オレを
好き……?」
声に出して言った後に、
バコンッと心臓が異様な
までに踊る。
――なんて威力のある
言葉なんだ。
なんか、クラクラ
しちまいそーだぜ。
_
「マジかよ、オイ………」
電話を切ったオレは、短く
呟いてそのまましばらく
放心状態だった。
太郎としてあんずと逢瀬を
重ねたのは、4,5回くらいか。
気軽に世間話をする顔見知り
程度にはなれたかな、なんて
思ってたところだった。
それが、亜希の言葉が
きっかけになったとはいえ、
「――あんずが、オレを
好き……?」
声に出して言った後に、
バコンッと心臓が異様な
までに踊る。
――なんて威力のある
言葉なんだ。
なんか、クラクラ
しちまいそーだぜ。
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