[完]愛しいキミは♂大親友♀ 〜女装男子の悩める日々〜
普段の恩もくそくらえ。
(正直恩とも思ってないけど)


気の立ってるオレがトゲ
トゲしく言ったら、ゴンッと
拳が後頭部に落ちてきた。



「年輩者になんて口をきく。

俺はそんなふうにお前を
しつけた記憶はないぞ」



「しつけられた覚えもないわっ。

いてーなっ、このヤローッ」



「だからわめくな。

さっきから、おじさん達
にも丸聞こえだぞ」



「うっ………」



それを言われると、たしかに
あられもないことを叫び
過ぎてたかと思い言葉に詰まる。


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