[完]愛しいキミは♂大親友♀ 〜女装男子の悩める日々〜
「ち、違うんです……っ、
あの………っ!」
テンパってるあんずは
ちゃんと説明もできず、
地面を気にしてオロオロ
するばかりだ。
「あんず……!」
そのうちに、風見と共に
人だかりは校舎側へと移動した。
風見もあんずのことなんて
見てもいない。
過ぎた嵐の跡には――
踏まれてグチャグチャに
なったプレゼントとあんず
だけが、ポツリと残った。
(あぁもう、くそっ)
――見てらんねー。
色んな意味で手伝いは
しないって言ってたけど、
オレはそんな意地もかなぐり
捨ててあんずに駆け寄る。
_
あの………っ!」
テンパってるあんずは
ちゃんと説明もできず、
地面を気にしてオロオロ
するばかりだ。
「あんず……!」
そのうちに、風見と共に
人だかりは校舎側へと移動した。
風見もあんずのことなんて
見てもいない。
過ぎた嵐の跡には――
踏まれてグチャグチャに
なったプレゼントとあんず
だけが、ポツリと残った。
(あぁもう、くそっ)
――見てらんねー。
色んな意味で手伝いは
しないって言ってたけど、
オレはそんな意地もかなぐり
捨ててあんずに駆け寄る。
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