[完]愛しいキミは♂大親友♀ 〜女装男子の悩める日々〜
「保健室で寝てたら、サボる
つもりだったみたいで風見
先輩が入ってきたの。

そしたらあたしのこと
覚えてくれてて、プレゼント
欲しいし、お礼とお詫びが
したいからって――…」



なんだそれ。



「マジかよ、オイ………」



限りなく地声に近い、低い
唸りが口をついて出る。



あんずがギョッとした顔で
オレを見た。



「陵? な、なんか声怖……っ」



「…………! やだゴメンッ。

あんまりビックリして変な
声になっちゃったわっ」



ヤベーヤベー。思わず
声作んのも忘れてた。


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