地味なあの子は鬼狩り少女 〜地味子の決意〜【改稿中】
確信した私はサイズを確かめると、その水着を掴んで待ち合わせ場所である試着室の前まで歩いていく。
瑠美は先に決めてたみたいで、私が行った時にはすでに更衣室の前に立っていた。
待たせちゃって申し訳ないや!!と思った私はそちらへ駆け寄ろうとして、
「瑠美〜っ!!見つけ………」
「あ、神無。選んできたよ♪」
瑠美の手元の水着を見て、思わず絶句した。
何故なら、彼女が握っていたのは……一切黒の入っていない水着だったから。