地味なあの子は鬼狩り少女 〜地味子の決意〜【改稿中】




呆然とする私に白い水着を持たせつつ、鮮やかな手つきで私の手から黒い水着を奪うと試着室に入っていく瑠美。


……まさか、



「わ、私にこういう水着を着せるために……」



水着を選び合う、なんて事を提案した訳ですか!?


……いや、瑠美ならやりかねん。ってか、絶対やる。


むしろ、これが目的だったに違いないっ!!



「る、る、……瑠美の馬鹿ぁ!!」



私は半泣きになりつつ、持たされた水着を持って試着室へ。


……もちろん、『実は着たかった』なんてことはない。


着なかった時の瑠美が怖いから着るんだよ………とほほ。



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