地味なあの子は鬼狩り少女 〜地味子の決意〜【改稿中】
05 名前
流れるプールや様々な種類のウォータースライダーがある、長浜プール。
そこで遊び始めてから、しばらく経った時――…
「次はあそこのプールに行こっ」
「神無、その次アレね!!」
「すげぇはしゃいでんな〜」
「そういう愁が一番はしゃいでたじゃないっ!!」
「そうだっけか?」
指摘されてとぼける愁君。
そんな、カップルのほほえましいやり取りを聞いてたら
「………おい」
「え?」
先頭を切って歩いてた私の肩に、坂下君が手を置いた。