地味なあの子は鬼狩り少女 〜地味子の決意〜【改稿中】
肩に、わずかにかかる重み。
素肌同士だからこそすぐに伝わる暖かさが、なんだか生々しく感じて……
「……ふぇえっ!?」
……挙動不審、バッチリ再発してしまいました。
うぅー…。
遊ぶことに集中してたから、ちょっと挙動不審じゃなくなってたのに!!
なんて、真っ赤になる頬を押さえながら思うけど……
「………休憩するぞ」
坂下君は、そんな私のリアクションなんてお構いなし。
ぽつっとそれだけ呟くと、私の肩を掴んだまま歩き出した。
「ほ、……ほぇえ!?」
突然の事に対応できず、私はそのまま歩かされる。