地味なあの子は鬼狩り少女 〜地味子の決意〜【改稿中】
「つ、つまりっ、『後はお若い人でごゆっくり〜』ってヤツ?」
「そういうことだ」
坂下君が頷く。
なるほどね……。確かに、バカップル万歳な二人の間に
『かき氷食べたい〜』
とか言ってる地味子がいたら……
二人の時間の邪魔だね。うん。
よ、良かった……。あと少しで、『邪魔な地味女』になるところだったよ!!
「教えてくれてありがとうっ」
「おぅ」
「あ、でも…そうしたら……」
私と坂下君、これからは二人で行動って事になるんだろうけど……いいのかな?
隣を歩くのが、こんな地味子さんですよ?