地味なあの子は鬼狩り少女 〜地味子の決意〜【改稿中】




だけど、そんな私の心情なんて知る由もない坂……龍真君は。



「俺、かき氷。レモン」



そう言いながら、受付の前にできている行列の最後尾へと足を向ける。


きゅっ、と……絡めた指に力を込めて。



「ぁ……は、はぃっ」



男の人に免疫がない私。


ドギマギしながら歩くプールは、なんだか楽しくて。



心臓破裂しそうだけど、来てよかったなぁ……って思って。




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